約16年前に設置された三菱電機製エコキュート(他社様にて施工)の調子が良くないとのご相談を頂きました。今回は、設置から15年以上経過していることと、今なら国の給湯省エネ補助金も活用できることから、この度エコキュートの入替工事をご発注いただきました。

新しいエコキュートはコロナ社製の寒冷地向けハイグレードタイプを選定いたしました。実は、コロナ社は日本で初めてエコキュートを開発したメーカーであり、現在も一貫して国内工場(コロナ創業の地である新潟県)で製造されています。

最新のエコキュートは、スマホアプリによる家庭用太陽光発電との連携や、HEMS(ホーム エネルギー マネジメント システム)との接続など、省エネ関連システムとの連携機能が大幅に充実しており、国のエネルギー需給の政策実現にも寄与しています。また、災害に備えて緊急的に暮らしを支えるレジリエンス機能が搭載され、停電に備えてアプリやリモコンから貯湯タンクのお湯を一時的に満タンにしておく機能や、断水に備えて浴槽に水を張っておく機能などを活用できます。2~3年前のエコキュートと比べても多くの機能が追加されており、標準価格帯のエコキュートでも機能が充実している点は、コロナ社のエコキュートのおすすめできるポイントです。

入替前 エコキュート・フルオートタイプ(三菱電機製)

タンク容量 370L 寒冷地向けスタンダードタイプ
約16年前に設置(他社様にて施工)

入替後 エコキュート・フルオートタイプ(コロナ社製)

タンク容量 370L 寒冷地向けハイグレードタイプ
ヒートポンプ架台は既設流用

エコキュートは約15年前後で不具合が発生し入替が必要となるケースが多いですが、故障して完全に動作しなくなった場合は、入替工事までの最短でも約2週間程度にわたってお湯が使えない期間が発生し、お客様にご不便をおかけすることも多いです。故障の予兆(湯沸かし能力の明らかな低下、漏水、エラーメッセージの表示など)が現れた際にはお早めのご相談をおすすめいたします。

2025年も引き続き国の「給湯省エネ2025事業」が始まりますので、古いエコキュートや電気温水器からの入替をご検討のお客様はぜひ補助金の活用をご検討ください。