2008年築のオール電化マンションにお住まいのお客様から、エコキュートの湯沸かしが出来なくなったとのご相談をいただきました。年末で寒いなかお湯を使えない状況でしたので、メーカー様(コロナ社)に緊急発注のご協力をいただきまして、約2週間後にエコキュートの入替工事を行うこととなりました。
今回は同じコロナ社製の上位モデルであるプレミアムエコキュートを選定いたしました。プレミアムエコキュートはハイグレードタイプに比べて年間給湯保温効率が高く(省エネ)、高圧力パワフル給湯を実現し、国の「給湯省エネ2025事業」補助金も最大の13万円を受けることができます。※補助金額は無線LANインターホンリモコン選択時
また、エコキュートの設置ではマンションのコンクリート躯体にアンカーボルト(機器固定用のボルト)を埋め込んで本体を固定する必要がありますが、同じコロナ社製の入替の場合は既設のアンカーボルトを流用して設置することが可能です。アンカーボルトの打設は管理組合様との調整が必要となる場合があり、騒音もそれなりに発生しますので、なるべく既設のアンカーボルトを流用して施工を行うことが望ましい(マンションにも優しい)と考えております。
入替前 エコキュート・ハイグレードタイプ(コロナ社製)
タンク容量 370L 寒冷地向けハイグレードタイプ
2008年新築時から標準設置 ヒートポンプ天吊り

入替後 プレミアムエコキュート(コロナ社製)
タンク容量 370L 寒冷地向けプレミアムエコキュート
天吊り金具、アンカーボルト、共用配管(給排水)は既設流用

マンションでのエコキュートの施工は、設置スペースや配管取り回しの制約、共用設備への影響、工事騒音などを考慮する必要があるとともに、共用部の美観をなるべく損なわないよう丁寧な施工を心掛けることも大切です。私どもは電力会社との連携でマンションへのエコキュートや電気温水器の施工を数多く手掛けてきたとともに、一部のマンションでは管理会社様(管理員様)との積極的なコミュニケーションを図ることで、トラブルの予兆に対して先回りして対処するといった取り組みも行っております。
マンションのエコキュートも国の「給湯省エネ2025事業」補助金をお使いいただけますので、オール電化マンションで設備の入替をご検討のお客様は、ぜひこの機会に補助金の活用をご検討ください。